あとりえスターズのおブログ

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異能×異能の異色バディ!!オススメバトル漫画【アンデッドアンラック】

 

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突然なんですけど皆さん『アンデッドアンラック』聞いたことありますでしょうか。

なんか最近聞いたことあるような…?なにそれ?そんな方に向けたダイレクトマーケティング記事です。

相手の『理(ルール)』を“否定”し、この世界の『理(ルール)』をも“否定”しろ!

 王道少年能力バトル“異能”漫画、アンデッドアンラック!

 

 

 

 

 

んでアンデッドアンラックってナニ?って方に向けて、まずはバッサリ一言で

「週刊少年ジャンプで連載中(2020/09/14現在)の王道能力バトル漫画」です!

 

「へえ~能力バトル漫画ね」「ジャンプのね」「いいね」「最高だ」…………以上で普通は終わりますよね。

このコミック飽和時代の昨今、今は好きなコンテンツや日々のお仕事で時間がとれない方も多く、これいいよ!と言われた漫画やアニメってなっかなか手に取ったりとりかかれないものです。

「面白いのはわかってるんだけどな~」とか「一回見始めたら一気にいけると思う」という状態の方もいらっしゃるのではないでしょうか。かくいうこれを書いてるオタクもそんな感じで積み状態のコンテンツが非常に多くあります。お気持ちわかります。

 

この記事はそんな皆様の日々の生活にアンデッドアンラックを差し込むひと押しができればなという気持ちで産まれました。はじまります

 

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うっ うああああっ なんだあっ このキモ・オタクツイートは

 

 

 

 

 

 ・開幕からスピーディーなバトル展開

 

伝統ある週刊少年ジャンプの能力バトル漫画!もうジャンルが王道でたまりません。

が、けっこう昔からジャンプでは立ち上がりの展開が遅いと読者に見切りをつけられ打ち切られてしまうというケースが多々あり、非常に面白い設定でスタートをきったのに悲しくも途中で終わりを迎える漫画が今でも進行形で生み出されています。

それを見て育ったアンデッドアンラック作者の戸塚慶文先生は同じ轍を踏まぬよう開幕からジェットコースターに乗せてスタートを切ります。

上記を掘り下げた記事はこちら↓

 

ddnavi.com

 

バッサリかいつまんでこの作品のあらすじを書きますと、

・とある時期から強烈な不幸に見舞われるようになった「風子」という少女が

 

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(無料公開1話より)

 

・何をしても死なない「アンディ」という謎の男性と出会い

 

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(無料公開1話より)

 

・「異能力を保護する謎の組織」から一緒に逃げ回るお話

 

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(無料公開1話より)

が一話です。

 

よくわからない怖い組織に捕まったらナニをされるかわからないので、アンディと風子は手を組み逃げ回る!

 

 
 

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そして風子の『不運』の能力を利用して『不死』のアンディは死に至りたい!この物語はそんなお話です。

 

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(無料公開1話より)

 

ぶっちゃけますとここまでだとシナリオ自体にひねりやひねくれがあまりなく、いい意味で『王道』の能力バトル漫画の始まりであります。一話の完成度自体は非常に高いです。

ではなぜ一部のファンがこれだけハマっているのか?

見出しにも書きましたが、この漫画が早くも新規読者の心を掴んだ要因のひとつ「スピーディーな立ち上がり展開」にあります。

 「ここから組織から逃げ回りバトルしながら冒険活劇が始まるんやろなあ」と多くの方は予想すると思います。きっと楽しい展開が待ってると思います。自由に想像ができますよね。

 

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しかしそれではよく見る展開だろうと考えたのか戸塚先生とその担当編集氏は

 

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(いずれも無料公開2話より)

 

 「もう逆に追いかけてくる組織に入らせて物語展開しようぜ!」とひとひねり入れてきます。オッ?いいねぇ~

 

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能力名がわからないキャラは「機密事項」と伏せられるの、かっけえ~。


これにより組織に入るための能動的な攻めムーブで組織(ユニオンと呼びます)(かっけぇ~~~~)(少年ジャンプで“組織”の勢力は大事だからよ)のメンツを攻略することより、もう速攻で「組織の魅力的なメンツ」をパーティー気分で一気に描けるようになるんですね。

3話以降の展開は初見の楽しみを重視するため省きますが、立ち上がりは王道なのにそこからひとひねり加え続けることで飽きさせないジェットコースター展開に導いてくれます。

ジャンプ漫画で「あのマンガ打ち切り寸前になってから急に面白くなったよな」と感じたこと、非常に多いとおもいます。大体の理由は温めていた設定やカッコいい演出を閉店セールのように放出することによるマンガの“密度”を高めた行為による恩恵なのですが、このマンガはその「打ち切り前の派手な面白い展開」をもう30話ぐらいずっと続けてる意味不明な状態です。

つまり今「打ち切り寸前になってめっちゃ面白くなったなこれ!」が打ち切られずにずっと続いてるみたいな確変フィーバー状態です。

※決してディスりではなく、作者の戸塚先生はこれを狙ってやっているので非常に漫画力(ちから)が高いお方です。

 

・丁寧でゲーム的な能力バトル描写

 

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(2話より)

 

『能力バトル』聞いただけでワクワクしますよね。いかに面白く描くか、非常に自由なかわりにやり尽くされたジャンルな分、非常に難易度の高い界隈でもあります。

アンデッドアンラックにおける『能力』は基本的に『相手の何かしらを否定する』ものという縛りのようなテーマがあります。

 

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この世界での能力持ちを「否定者」と呼び、ひねくれた能力もあります。う~んカッコいいな否定者って。西尾維新先生がメッチャ好きそう。
(実際けっこうめだかボックス的な能力ぽいなみたいなのも感じます)

能力名も全部「UN○○○(英語で否定的な意味を含めた言葉)」で統一されてるんですよ。アンデッドにアンラック等。イヤめっちゃカッコいいな……テーマが決まってるとホントにいいですよね。今どきの小学生は「俺はアンウ○チだ(小学生特有の意味をなさない脳直お排泄物ドッキング)」とか言ってるんでしょ?羨ましい~~~~~!!!

 

 

イヤ今の小学生アンデッドアンラック読んでるか?(絵柄が多少古いイメージによる心配)

 

 

 

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(いずれも3話より)

 

そんな否定者相手にアンディは自前の能力「不死」を活かし、まさに「死に覚え」で致命傷をもらいつつ相手の能力を解読し、考察…攻略に至ろうとします。

その能力開示までの流れがまさにゲーム的かつわかりやすく、それをワクワクするような“魅せ方”が非常に優秀なのがこの作品です。

ロックマンや魔界村、マリオのような「死に覚えで強くなる」体感ですね。

ジャンプ能力バトルの金字塔に「HUNTER×HUNTER」「ジョジョの奇妙な冒険」ありますが、ああいった少しひねった能力を駆使しつつのアツいバトルをこの作品でも展開してくれます。

「どう能力を攻略するか」が共通していますね。戸塚先生の頭の良さが伺えます。いやホントよく思いつくなみたいな展開がありますよ。

 

また、この世界では否定能力を持ったクリーチャー・怪物・未知の生物が存在し、

それらをまとめて「UMA」と呼びます。

近くのものを腐らせたりするUMA、他人の服に化けるUMAなど、様々な能力を持った迷惑なモンスターから、『言語の概念』を司ったり、果ては惑星の理に干渉するような強烈かつ超常の存在も確認されているそうです。すげー!オラワクワクすっぞ!

という、SCP的なメチャクチャ感があり、そういう超常のモノや深く練り込まれた“設定”が好きな方の脳をビシバシに刺激します。

そのやべーやつらが世界をイカれさせないために捕獲したり討伐したりするのがアンディたち組織の役割となります。収容しちゃいましょう。

どう攻略するか、これまたゲーム的でユニークに面白く楽しく描いてくれます。必見です。

 

・幕間の小話ですら面白い!緻密に練られた世界観

 

ジャンプの能力バトル漫画に限らず少年漫画全般には物語の展開の『波』があり、その波をうまく操って盛り上がる展開を形作っていくものです。

そのため、クライマックスに向けたカタルシスを高めるための『溜め回』という概念がどうしても不可欠であり、

『キャラの掘り下げのため、会話だけで終わり展開が全く進まなかった回』『世界観を見せるため、必要ではあるが平坦な回』という「今週はいまいち普通だったな」みたいなイメージを抱く回ってありますよね。

もちろんそれらは最後に思いっきり笑うため必要なもの。ここをどれだけ積み重ねるかによって後々の『読み応え』に繋がります。

 

アンデッドアンラックでは、ひとつのバトルを終えてからの小休止回、箸休め回ですら面白いんです!

(ページを貼りたいんだけどネタバレにもなるし無理~~~~~っ!!)

なによどういうコトなの?って感じですよね。アンデッドアンラック、異常や超常現象がはびこる世界……それらにも理由があり、この世界自体にも壮大でヤバい『秘密』があります。

基本的には読者である我々とまったく同じ世界観で始まる物語──主人公の出雲風子もどうみても日本人、アンディは謎の白人男性。ロシアや日本も作中に出ます。

 

 

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(無料の3話より)

 

そして、読者の我々が生きる世界にも『地球』の『理(ルール)』に則って、抗いすぎないように従って生きていますよね。

『アンデッドアンラック』では、その土台から大きく切り込みをいれて世界観を魅せてくれます。

あの時あのUMAを倒したことにより何が起きるか?

世界にどういった影響が出るか?

主人公たちがクエスト(UMAを捕獲したり討伐したり等)を達成した後、その結果が世界情勢という形で描かれます。

この文章だけではとてもこの世界の「凄さ」を描ききれませんが、かなり面白いコトが起きつつ、そして衝撃的な展開があります。

同じジャンプの連載でいえばジャンプ+になりますが『彼方のアストラ』の中盤で読者の常識をうまく使ったメタ的なとんでもないどんでん返しがありましたよね。

直接的なネタバレには繋がりませんが、アレにシビれた方はアンデッドアンラックを読むと楽しんでもらえると思います。ああいった「そういう世界だったのか!」と唸らせる描写が非常~~~~~~~~にうまい・上手い・巧い・UMAいです。

「うわ~~~~~~~~!!」ってなります。園児かな?

 

個人的にアンデッドアンラックに惚れ倒し、先が気になって仕方ないとなり最近はチェンソーマン・呪術廻戦・アンデッドアンラックと最優先で読んでるラインナップ最前線になってる理由です。はやくここのハナシをみんなとしてえってワケ!

 

 

・毎週の考察が楽しい!初連載と思えない密度の高い設定ころがし

 

 『能力バトル』という重厚なステーキを振る舞いつつも、魅力的なキャラをおいしく調理し色鮮やかに魅せる前菜やデザートの努力を欠かしません。

この世界の異能を宿したキャラは、大なり小なり悩みがあったりします。

その異能のせいで孤立したり、事故にあったりあわせたり、中には発動条件がわからないせいで暴走的な描写があったり……そういったドラマは人間同士のバトルへのスパイスとなります。

完全にランダムで自分で選べない謎の能力をある日突然与えられたらどうすればいいのか?能力バトルではおなじみのテーマですよね。

たとえば好きになった相手を見つめてしまうとその自由を奪ってしまう「異能」に目覚めてしまったら?

たとえば素手で触れた無機物が全く動かなくなってしまう「異能」に目覚めたら?

他の発動条件は?有効期限は?範囲は?強度は?

そんな謎の能力を得てしまったらどう過ごせばいいのか?

自身の『異能』と折り合いをつけるため、またその異能を発動させないため、

登場キャラクターは時々読み手にとって「謎の行動」に見えるムーブを見せることがあります。

その時点で読者は「何かヘンなことやってない?」と違和感を抱いたり、小さく描かれたコマで「何やってるんだコイツ」と思うことがあります。

 

しかしそれらは「自らの異能との付き合い方をこなしているだけ」であることが多く、そのキャラクターの異能が判明してから読み返すと「ここでのこの動きはそういうことだったのか!」と膝を叩き散らかす『合点』がいきます。

 

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(3話より)


一見不自然には見えないキャラクター同士のやり取り、視線の動きにも意味があったりします。これらは読み進めて感じてくださいね。

 

すべてをはじめから読者に明かすのではなく、それっぽい動きや喋りをするだけじゃなく、キャラクターが自ら生きて動いていることをしっかりと見せる……まさに『キャラクターの解像度』が非常に高い作品となっております。

そして、謎の動作、謎の発言が提供される度に「このキャラはこういう能力だからこういう動きをしているんじゃあないのか」といった予想・考察が非常に楽しく、コミックスを何度も読み返して楽しいつくりになっています。イヤほんとすごいよこれ初連載ですよ。

同じ初連載の少年漫画という点ではガンガンの『鋼の錬金術師』レベルで世界観・キャラの完成度が非常に高い作品だと思います。前から考えてたにしても実際描くのすごすぎるな……

 

 

 ・え!?こんだけはしゃいでてまだ3巻出たばっかり!?

 

そうなんです!なんかもう20巻ぐらい続いてる超名作みたいなはしゃぎっぷりですがなんと最近(2020/08)3巻が出たばっかり!

 

 

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ウゥワッめっちゃカッコいい表紙じゃん……誰よこのイケメン!

 

「ま~たオタクは始まったばっかの作品を大げさに騒いでるよ」

まさにそうです。“否定”しません。

 でも週刊少年ジャンプの、まだ20話ちょいの漫画でここまではしゃいでるのってホントに久しぶりなんです。「やべーのが来た!」って。

最近だとDr.STONEがありますね。あれもジェットコースターですマジで。

 

どんなに名作をオススメされても4シーズンぐらいやってるドラマだったり50巻以上出てる漫画だったりするとン~~~ちょっと待ってまた今度ね!となりがち。

ですがこの漫画はまだ3巻。すぐに手に取れる軽さです。だいたい2~3時間バイトしたらすぐに追える価格です。ぜひ。

 

 

いかがでしたでしょうか。こちらアンデッドアンラック、『次に来るマンガ大賞2020』にも輝き、世間的にもブースト間違いなしです。

文字だけでは語り尽くせない魅力、他にも必殺技にクソデカテロップが入ったり能力名開示にクソデカテロップが入ったりクソデカ見開きで決めポーズが超イカしてたり少年ジャンプの“王道”を抑えてます。

ホントはここをページ貼ってドカドカとシエアしたいのですが、初見の衝撃が大きいキャラも多いのでぜひ皆さんの目で確かみてほしいんです。能力名がドンッ!!!ってデカい文字で決めゼリフと一緒に画面に出るのが好きなオタク!!!!!読んでみて。

 

そしてこの時点で興味もってくれたあなた!本当にありがとうございます。

アンデッドアンラック公式ツイッターでは定期的におまけ絵が描き下ろしであがったりしているので、マンガを修めたらこちらもあわせてぜひ。

 

twitter.com

 

貴重なお時間を使って目を通していただき、ありがとうございました!

異能ラブコメアクションギャグSFバトル漫画、アンデッドアンラック!

そう、この漫画はラブコメなのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

www.amazon.co.jp