あとりえスターズのおブログ

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『カバディはなぜ、そんなに激しいスポーツなのか?』オススメスポーツ漫画【灼熱カバディ】

 

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マジで突然なんですけど、皆さん『灼熱カバディ』ってスポーツ漫画ご存知ですか?

 

この記事では冬コミの原稿時間を削ってでも前から書きたかったおすすめ漫画の日記をいよいよ書き連ねちゃったページです。

当然ですが灼熱カバディ公式とは何の関係性もありません。お金とかもらってません。てかお金なんて出せるかってぐらいのダラダラした記事なので安心してくださいね。

 

urasunday.com

 

 

カバディのルール知らなくても面白い

 

っていうかカバディってどういうスポーツかご存知です?なんかカバディって連呼するやつ?あれです。

『なんかカバディって叫びながらコート内で鬼ごっこ?みたいなの延々と繰り返すやつ?』

その認識で大丈夫です。厳密にはちょっと違うんですが鬼ごっこっていう点はあながち間違ってません。ぶっちゃけターン制の鬼ごっこです。このブログ書いてるオタクも恥ずかしながらこの漫画を読むまでカバディのルールをちゃんとわかっておりませんでした。

 

でも大丈夫です。この灼熱カバディという漫画、カバディのルールを知らなくても面白いという「作者の技術力がうなりをあげてる系」漫画となっております。黄金の太陽ドラゴンアックスぐらいうなりを上げております。まさにこのウェブマンガ飽食時代におけるほりだしものですね。

囲碁を知らなくてもヒカルの碁にハマった方アメフト知らなくてもアイシールド21にハマった方、たくさんいらっしゃると思います。個人的にはそのレベルだと断言できます。キャラクターの描き方や題材のスポーツを面白く“魅せる”ことが非常に巧い、とんでもない実力を持ったのが作者の武蔵野先生です。

クドいぐらい述べましたが、カバディ知らなくても読んでも問題ナシ!作中内で基本的な解説もあるので雰囲気でも楽しめます!

 

ここで改めて1話を貼っておきます。以下のリンクから1話から3話まで無料で読めます♡

urasunday.com

裏サンデーというのは名前の通りサンデー系列の漫画サイトです。他にも面白い漫画がたくさんあるので寄り道もしちゃってください!ほかを挙げるとキリがないので今は割愛しますね。でもバトル漫画好きはケンガンアシュラだけは抑えといてくれ。

 

ここでも無料で読めますが、マンガワンという無料のマンガアプリなら(裏サンデーがマンガアプリになった感じ)最新話が『先読み』できる上、広告動画を見て得られるポイントで無料で読めるので超オススメです!インストールする手間だけ。

まあここの手間が大きいですよね。食指がなかなか伸びませんよね。超気持ちわかります。ゲームにしろなんにしろ始めるまでがまあ大変。ここを一歩踏み出せるあなたは行動力マックスの人です。超イカしてるぜ。

それでは以下に少しでも興味を持ってもらえるよう存分に語り尽くしていくとしますね。

 

カバディというスポーツの知見を楽しく得られる

それでは一話のあらすじを説明します。

 

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天才サッカー少年だった主人公宵越竜哉は、つらい部内事情や対人関係により心が擦り切れてしまい、高校入学とともにサッカーから決別。スポーツから身を置いた生活を決意しました。そしてとある新時代のコミュニケーションに振り切ります。

 

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めちゃくちゃ振り切ったな

いッ…今風のマンガ~~~~~ッッ!!」ってなった方から「今はMirrativだろ」というのをめっちゃ世代別に感じた方もいるのでは?連載開始が2015年なので今ならきっとミーチューブだかムーチューブになってたと思います。イヤ震えますね時代のスピード。まあここに関してはさほど重要ではないので大丈夫です

 

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そんなある日突然超イケメンの坊主が親フラみたいな勢いで勧誘に。彼こそが畦道相馬、このマンガの舞台である能京高校(のうきんこうこう)のカバディ部です。

 

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小さな見た目からハンパないフィジカルパワーを繰り出しここで「カバディ部ってやべーやつの集まりなのか?」と読者と宵越にイメージを植え付けます。

 

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一部の読者の代弁をしつつ、宵越のひねくれた態度を強調する一話。

もう初期の宵越は中学で擦り切れたせいで本当にひねくれててぶっちゃけ最初のイメージは「ノリ悪いヤツ」「イヤなヤツ」が多いです。ああ待ってここで読むのやめないで!

大丈夫です、このマンガはそんなひねくれてカバディをバカにしてた男がハマっていき人間性が成長していく物語です。

最新話を読んでから1話を読み返すと感慨深さがハンパないです。宵越もめっちゃ丸くなっていっていいヤツになるのでご安心くださいね(そもそも少年漫画なのでここらへんはネタバレとかじゃなしに約束されてるようなもんです)

 

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 一話から絵うまいな………(オタク)

 

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カバディ部強制見学へ。一部の層に刺激が強いページやめろ

こんなイケメンとかガッチガチのヤツらが全力でぶつかり合うスポーツだぞ。今最新話(2019/11/23現在)でゴリラとゴリラが体幹で殴り合ってたからな。擬音もゴリッだったぞ

 

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逃げようとしましたがそこでまあイケメン極まるイケメン枠(ボキャ貧)にとある策謀でハメられて練習見学&参加することになります。その策謀については一話を読んでね!

 

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カバディのルール説明を超画力とともにアツく展開してくれます。いや一話からアクション作画がうますぎるでしょ…

 

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強制参加させられてさっそく気づきを得る宵越。そう、カバディはフィジカルゴリラスポーツであるとともに、高度な知能も要求されるバランスの世界。

深く語られませんが、ここにかつてサッカーで名を馳せた男の描写が暗に成されています。一つのジャンルで努力するとある程度のラインまでは他に応用がきくやつですね。

 

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アホくさいとタカをくくりすぐに帰ろうとしてたけど、負けず嫌いが発動して熱中。すでに井浦(さっきのイケメンメガネ)の術中にハマってしまいます。きっとサッカーもこうやって天才と呼ばれる域まで影で努力したのでしょう。

 

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畦道とのタイマンの中で成長する男。カバディの魅力を1話ながらガッツリ詰め込んで“楽しく魅せる”ことに注力しております。

 

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とある展開を経て、カバディ入部への運命が避けられない状況となっていく宵越。クライマックスで文字通り2つの意味で「引きずり込まれる」シーンがあるのですが、そこがとてもカッコいいのでぜひ見てみてください!

 

魅力的な『キャラクター』と魅力的な『成長描写』

王道少年スポーツ漫画なので、それはもう成長していくことのカタルシス描写がたくさんございます。できなかったことができるようになるかつて勝てなかった相手にリベンジチームメイトとの絆巨大な感情のぶつかり合いクソデカ感情の洪水、よくばりセットで灼熱カバディは展開します。

スポーツ漫画お約束の「作中の技をギャグシーンで使う」とか「メシ食う回」とかもすべて抑えてあります。本編のシリアス決戦シーンをギャグに振り切ったりしてキレッキレのキレ。キレートレモンです。

また、作者の武蔵野先生もとんでもなく画力が成長していきます。最初からうまいのにこれ以上うまくなったらどうするんだよ。それを一緒に見届けていきましょう。

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宵越こんないい顔もするようになります。先が不安だと読めない方も安心してネ

 

途中でなんだこれアニメか?ってぐらい限界突破するシーンが要所で挟まれる作画力、

これを劇場や地上波で見たいんですよ。ハイキュー!!制作スタッフ…灼熱カバディという存在に気づいてくれ。

『成長』につきまして、ここでもべらべら語りたいですがここは皆さんに見届けていただくとして、最新話から読んでる勢からひとつ言わせていただくと1話を読み返すと泣くレベルまで至ってます。このブログ書くにあたってまた読み返してたらマジで泣いちゃいましたからね。

主語を強烈にデカくしますが、少年スポーツマンガの『お約束』が好きな方なら読むと人生が583935187957903175倍楽しくなるでしょう。

ハイキュー!!の月島がウシワカをブロックして“バレーにハマる瞬間”、スラムダンクの桜木がダンコたる決意を固めたあの時、アイシールド21のヒル魔が0.1秒縮めるのに1年かかったシーン、アオアシのあのセリフ(どれだよ)

“これら”の細かい成長描写から繰り出される“エモ”が好きな方は面白いと思えるはず。今ばかりはエベレスト主語で語ります。読むと最高のエンターテインメントを約束してくれます。

 

灼熱カバディはよろしおすよ

最後に、なんでこんなダイレクトガチンコバチバチマーケティング記事を書いたのかっていいますとぉ…正直にぶっちゃけます。

周りに読んでる方がすごく少ないのでは…?

ってぐらい、話題になるのを見かけることがないんですよ。主に自分の観測上で、ですよ!

もちろんこのマンガがすごい! 2017 オトコ編19位に輝いたり、日本カバディ協会が本作の影響で定期体験会の参加者が増えたと報じたり、世界で見ればこのマンガの影響力は大きく、一般的には「流行っている」部類なのだと思います。

でも、周囲の信頼のおけるオタク間たちで話題になることがもうホントに全くなく、実際に話題に出しても読んでなかったりすることがけっこうあったりしたので小さな“危機感”なるものを感じました。

その危機感とは「このまま静かに終わっていってしまわないか」みたいな余計な心配。

この表現をしたのは“打ち切り”の問題などではなく、個人的にはバチバチバーニング全開全力旬コンテンツのこの作品がアニメ化もメディアミックスもなくスピンオフもなく劇場アニメ化もなくボイスドラマ化もなくアニメ化もアニメ化も舞台化もなくスッと終わっていってしまうのではないか?という世間との温度差です。

メディアミックスが解釈違いとなる方には申し訳ないんですが、個人的には好きな作品はアニメ化してほしいタイプのポピュラーなオタクなので、この作品がもっと世界に知られてほしい。世界が灼熱カバディに“気づいて”ほしい。そう思って推敲もせずに感情のまま打ち出しました。アニメ黒子のバスケ制作スタッフ、見てるか……………

 

自分の観測範囲内での認識なので、特定のコミュニティではそれはもう流行り倒していることは間違いないでしょう。カバディプレイヤー間では有名らしく、その上最近ではこんなパワー記事もありました。

 

news.yahoo.co.jp

これタイトルが面白すぎない?

 

本音を重ねると近しい感性を持った人に知っていただいて、灼熱カバディのハナシがしたいっていう次第ですね。好きな漫画をシェアしたい、普遍的なやつです。

この記事は「灼熱カバディってタイトルだけは聞いたことあるけどどんなマンガなんだろ」って方や「カバディとかくっさ」って方に対してのフックになれば幸いという意思もあります。どんなのか聞かれた時にここを知り合いにサッとお出しできるようのエリアでもありますね。アニメ化してくれ。ボンズスタッフ、見てるか……

そしてこのマンガがどんどんモリモリガンガン流行り倒して「こんなマンガが認知度低かったとかマジ?ウソも大概にしろハゲ」と怒られる日が来ることを祈っております。

 

 

その競技で使われるのは、肉体のみ。

仲間を協力し縄張りに侵入する『敵』を捉え、

引きずり倒すことで勝利へとつなげるスポーツ。

その様相言うなれば、『走る格闘技』。

競技の名は…

 

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これ三木眞一郎さんあたりに毎話OP前ナレーションしてほしい